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やまないおちない日誌

山尾匠による、山なく落ちきらない日々の日誌、山尾企画もヨロシク!

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観劇レポート『匿名劇壇』

はい、どうも匠です。

先日は匿名劇壇の『ポリアモリー・ラブ・アンド・コメディ』を観てきました。同年代ということで敵意剥き出しでいきました。
面白かっです。悔しい。


七人の男女が同棲する空間にしばらく滞在することになった映画監督(志望)の男。
そこのみんなはポリアモリーなラブ、すなわちみんながみんなの公認の恋人な生活を送っている。
それを題材にドキュメント映画を撮りながら話は進んで行く。
ざっくりあらすじでした。

そこに住む子達は本当はただ一人の人と恋人になりたい。
でも、一緒にいるため仕方なく他の人と付き合うことをしている人たちが幾人。
もちろん、他の人とイチャイチャすればイライラ。
そんな葛藤、すれ違いを面白おかしく、映像的ウソを交えた軽快な前半。
最前列でサクラ的笑いをいれてたのは私です、だって面白かったんだもん。

話は進み
ポリアモリー推進派の小説家(志望)の女の子はたった一人にしか恋しちゃいけないなんておかしいと主張。
たくさんの人を愛したくさんの人に愛されることを望む。
これにすごく同意してしまったな。
昔は一人の人と愛し愛されたらいいと思ってたんだけど、最近はそうでもなく笑
すごく暴力的で傍若無人のような口振りなのに、その姿からは驚異的な説得力があった。
空間も三次元的構成で客席側とリンクするように出来てたからなおのこと。

このまま愛の独裁者による強欲なラブ理論による狂気が渦巻くのかと思いきや。
舞台は
女優(志望)の女の子と演出家(志望)の男との会話のシーンになる。
それでも私は私だけをみてほしいとメッセージを愛する男に贈る女がいて、
俺も俺だけを(小説家に)みてほしいからと言葉を返す。
だからこそ、お互いその心を忘れないように。
お互いを想い合う。
けして、報われはしないのかもしれない。が、それでも愛は存在するし存在し続けることでなにか新たなモノが産まれるのかもしれない。

異常な空間にそんな当たり前のことが妙に爽やかに思えてしまう。
そして、映画はクランクアップを迎える。
改めて自分たちの異常な暮らしに笑ってしまう住人たち、口々にこれを自分の作品に反映しようという。

演出家の男も同じようにこれを舞台にすると言った。
おそらくそれが今回の舞台なんだろうなって。
そして、場の間に挟まれる映画監督と演出家の談話。
そして、都合の悪いことを隠すように最後物語を切る演出家。

エセ現実をベースにした何者かによる二次創作ってのが最終的な印象。
これは見世物として誇張した世界なのか、それとも現実はもっと苛烈でドス黒いけどそれを誰かの都合よく隠した世界なのかはわからない。

非現実だが
そこにあるようなリアリティー
そこにもっとおぞましい何かがあるよような気がするのに
幾重にもフィルターがかけられていて
見ることができない。
それがあまりにも気味が悪い。


匠でした。

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  1. 2014/03/11(火) 23:16:21|
  2. 雑記
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